バイト体験談 夏の思ひ出編
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夏に「まつわる」かどうかはよくわからないんだけど、バイト&夏で思い出すのは、大学時代に1年半やってた喫茶店のバイトのこと。
喫茶店といっても、オーナー(ママさん)が趣味でやってるようなお店で、こぢんまりとした小さな喫茶店なのに、夕方になると定食がメニューに加わる、みたいな(笑)しかもその定食のおかずはママさんが自宅から作って持ってくる、みたいな(笑)
肉じゃが・手作りカレー・手作りコロッケ・とんかつ…。
まさにおふくろの味で、それを目当てに独身の会社員の人たちが毎晩やって来ては、まるで家族のようにおしゃべりして帰ってました。
「ただいま」
「おかえりなさい。おつかれさま」
そんな会話が毎日交わされるような、不思議な喫茶店でした。
ママさんが自宅に帰っている間は、バイトである私たちだけで(たいてい1人か2人)でお店を回していました。
バイトっていうより、ほんとにどこかの家のお手伝い、みたいな雰囲気のステキな喫茶店。
だけど、ある夏、ママさんのダンナさまの転勤で、お店をたたむことになりました。
「すごく楽しかったのよ、ここ。だからね、常連さんみんな呼んで、花火大会して、その後パーティーしましょ」
ママさんの言葉に、私たちバイトも、常連のお兄さんたちも大賛成でした。
みんなで花火を持ち寄って、ママさんはケーキやお菓子、お料理もいっぱい作って持ってきて。
初めて会う、ママさんのダンナさまと子どもさんたち2人。みんなママさんの雰囲気と同じでやさしくて。
「ありがとうね。ほんとに楽しかった」
ママさんの言葉に、みんな泣きながら花火しました。
ダンナさまは子どもたちに、「よく覚えておくんだよ。こんな人たちと会えたってこと」って言ってました。
ママさんたちは千葉県に引っ越して行きました。
今はどうしておられるのか、何年かは年賀状のやりとりなんかもしてたのですが、今はまったく連絡が取れていません。
これが、私の夏のバイトの思い出です。
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